ピットロード「1/700自衛隊航空機セット1」のF-35Bをプチ改造して電飾製作しました。
完成:2021/10/28
製作:hobi
以前、アオシマの1/700「護衛艦いせ就航時」キット付属のF-35Bを電飾したことがある。
今回はハセガワの1/700「海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦いずも」を作り始めたのだけど、丁度タイムリーに「いずも」が改修されF-35Bの離発着のテスト成功、というニュースが流れて来たのを見てしまい、夢の中で、F-35Bを積みさない・・・という神の啓示があったのだが、ハセガワの「いずも」キットにはヘリコプターしか付属してないよ?と反論したところ、ピットロードのF-35Bを買いなさい・・・ということで、送られてきたピットロードのF-35Bを前回同様に電飾をやってみた。
ただ、今回は、いずもに着艦するシーンをイメージして、ホバリング状態にプチ改造してみる事にした。
1/700の航空機の電飾は何機やっても大体同じような作り方になる。
製作
穴掘り
まずは、LED諸々を埋め込む為に機体を掘る。とにかく掘る。
画像はコクピットを光らせる用のLEDと機体内部に埋め込むマイコンを配置してみたイメージ。
LEDは全て1005サイズを仕込む。
穴掘り加工はタガネやリューターで削って掘る。
機体の腹を大きめに削り、編隊灯と翼端灯用のLEDは側面側ギリギリまでタガネで掘って、上から見てLEDが見えなくなるように埋め込む。腹部分にはマイコンとチップ抵抗と結構な量の配線を埋め込まないといけないので、極力スペースを確保しておく。
画像は下記LEDを埋め込んで瞬着で仮止めした状態。
LED配置
1.コクピット照明用:1005EG(エメラルドグリーン)1個※ここは白が良いかも。
2.左右編隊灯:1005EG(エメラルドグリーン)×2個
3.右翼端灯:1005EG(エメラルドグリーン)×1個
4.左翼端灯:1005赤 ×1個
5.左右翼端灯(点滅):1005白 ×1個
6.右垂直尾翼編隊灯:1005EG ×1個
7.左垂直尾翼編隊灯:1005EG ×1個
8.ジェットエンジンノズル:1005オレンジ×1個
9.前輪前照灯:1005白×1個
全部でLED10個を埋め込んだ状態。
写真の通り、翼端灯の
右緑、白点滅
左赤、白点滅
は、主翼の下に0.3mmのスジ彫りをして、φ0.23mmの光ファイバーを溝に埋め込む。
樹脂(多分アクリル)製光ファイバーは流し込み系の接着剤だと溶けてポロポロになるので、必ず瞬着で固定する。
光源は主翼の付け根にLEDを埋め込み、ビーコン白点滅用は、マイコンの横付近まで伸ばした光ファイバに光が当たるように固定する。両翼端とも同じ点滅で良いのでLEDは白1個で点滅。(写真の通り)
このビーコン点滅を埋め込むマイコンで点滅させる。
画像は既にジェットノズルをカットして、90度下向きに付けなおす加工済の状態。ノズル内にLEDオレンジも埋め込み済。
最終的には、機体から外に出てくるケーブルはプラスとマイナスの2本だけにして、ジェットノズル部分から外に出して、外部から電力を供給する。
垂直尾翼の編隊灯も光ファイバーで作る。
先ずは、垂直尾翼にφ0.3mmの穴を開けつつ、光らせる外側はタガネでスジ彫り加工する。
光ファイバーを突っ込むと尾翼の側面から光ファイバーが出てくるイメージ。
光ファイバーを瞬着固定した後、ヤスリがけして尾翼面と面一になるように削る。
垂直尾翼を機体に取り付ける時にこの光ファイバーを差し込む穴も機体側に開けておく。※光ファイバの根元機体側にはLED緑が居る状態。これで、機体内部の緑光源が垂直尾翼の側面に出てくるようになる。
光のマスク
このサイズ感というか、LEDの光は結構強いので、板厚が薄いプラ材は簡単に光が漏れる。
電飾模型ではこの光の漏れをいかにマスクするかも壁の一つとなる。光を奇麗にマスクして光るべきところだけが光っている、というのが仕上がりに大きく影響してくる。
マスクは基本的に「遮光ブラック」という塗料を使って行うのが簡単で良い。
この塗料が無かった子供の頃はアルミ箔を貼り付けてセロハンテープで絶縁したり、超面倒なことをしていた記憶がある。
勿論、高輝度LEDも、チップLEDも無かったけど。
画像は、内部に瞬着仮止めしたLEDをUVレジンでほんの少しだけ(LEDかぶる程度の量)固め、その各LED部分を遮光ブラックで光をマスクする。
単純に機体外側から遮光ブラックでマスクすれば良いだけではない。機体内部に複数個、複数色のLEDを埋め込むので機体外装を遮光しても内部では様々な光が混ざり合う状態となる。そうなると、光ファイバーから外に出てくる光は、内部で混ざり合った光になってしまう。
なので、内部に埋め込んだLEDそのものを光が干渉しないように個別に遮光マスクしておく必要がある。
半田付け
今回使用しているケーブルはφ0.1mmのPU線(ポリウレタン線)エナメル線やPU線は単線なので金属疲労ですぐに断線するので極力曲げないように注意する。
特にULレジンなどで固めたところから出てきている根元部分は折れ易いので要注意。
このサイズ感になると、φ0.1mmでも結構太く感じてくるので、φ0.06mmを使うとかなり作業性はよくなると思う。
最終的にケーブルを機体内部に収める時は結構くちゃくちゃに押し込むこともあるけど、押し込んだりまた引き出したりを繰り返すと断線するので、なるべく一発で決めるように心がける。
電流値的には、5V駆動させるのであれば、白VF3.1Vで1.9V計算になるので、抵抗値大き目のものを入れておけば全く問題ない。大体330Ωだと、1.9V÷330=5.7mAだけど、それでもスケール間的にはかなり明る過ぎるので、1~4.7KΩ程度を入れるくらいを目指しても良い。かなり電流値が減るけど、それでも十分に点灯する。
実際に抵抗値を変えて点灯具合を確認してみるとよい。
最終的には、チップ抵抗5個を埋め込んでいる。※手元のチップ抵抗のサイズがちょっと大きいものしかなかったので詰め込み過ぎ感も否めないけど、一応、例の如く、何かの作業を行った後は必ず点灯チェックをしながら作業を進める。
最後の最後の点灯チェックでつかない部分があった時の脱力感はハンパないので、そうならないように常に点灯確認しながらつかなかったら、その直前の作業によるものなので、比較的直ぐに修正が出来る。アンドゥ機能みたいな感じw
UVレジン封入
全ての配線半田付けが終わったら、そっとUVレジンを流し込んで固める。
ただ、一気に流しこんで一回で固めるのではなく、少し流して固めて、を数回に分けて全部を固めるようにする方がリスクが少ない。UVレジンも硬化中は発熱したり固まっていく場所によっては、収縮などで封入物を引っ張ったりすることもあるので、なるべく少しずつを心掛ける。
このサイズ感の作業では、ほんの少しの意図しない外力でも脱力する結果をもたらすことがあるので念の為。
点灯チェック
仕込んだLEDが点灯することはもちろんだけど、機体内部側に光が漏れてないことや、光ファイバーの先端に光が意図した光が届いていることなどを確認する。垂直尾翼の編隊灯も緑の光が届いているのでOKやね。
光ファイバーは全ての塗装が終わって、クリアー閉じする直前に位にカットする。
機体ディテールアップ
今回はホバリング状態を再現したかったので、雰囲気が出る程度に機体もちょっとだけ改造する。
エレベータ下げたり、ファン開口したり、それっぽく改造。
もっと薄いプラバンとか紙とかで作れば良かったかも。。。
塗装
塗装順
1.プライマー
2.マスキング
3.遮光ブラック
4.クリア閉じ
5.本塗装
6.マスキング剥がし
7.艶消しクリア
の順で仕上げていく。途中のクリア閉じは無くても良いかもしれないけど、遮光ブラックは塗膜が固い?感じでペリっと剥がれる場合があるので、クリアで固めておくのがプラモやガレキに関わらず塗装全般でクセになってる感じ。
剥がれ防止の為に、最初のプライマーは必須だと思うけど。。。あくまでも個人的なおまじない流儀。
遮光ブラックを塗装しながら、光の漏れをチェックする。部品の付け根や薄いところは特に光が漏れやすいし、角張った所は塗料が載りにくかったりするので、塗装→乾燥を繰り返し完全に光の漏れを止める。
ここは暗い場所や夜間などに作業するのが良い。
本塗装後のコクピットの点灯雰囲気。きちんと遮光すると欲しい部分だけに光を得られる。
台座製作
アクリル円板に穴を開けて、表面を海面仕立てにする。空母に着艦するためにホバリングしながら近づいてくるときの海面状態をそれっぽく作ってみる。
アクリル面にはリキテックスのスーパーヘビージェルメディウムを爪楊枝で円を描くように塗って、少しずつ波紋のような波に見えるように盛り上げていく。
固まったら透明になるので、クリアブルーで全体塗装をして、波の頂点付近を中心にエナメル白でドライブラシしてみた。
それっぽくなったところで、半艶消しクリアをさっと吹いて終わり。





























